[War FTP Daemon]Jgaa's Internet - Software and Internet technology
http://support.jgaa.com/index.php?cmd=DownloadVersion&ID=69


googleで検索「War FTP Daemon
http://www.google.com/search?hl=ja&lr=lang_ja&ie=SJIS&oe=SJIS&num=100&q=War+FTP+Daemon

誰も書けなかったファイル交換&ダウンロード

誰も書けなかったファイル交換&ダウンロード


War FTP Daemonの覚え書き
http://www5.plala.or.jp/hijiri_t/note/war_ftp/


WAR FTP Daemon v1.66x2
http://www01.tcp-ip.or.jp/~world/document/warftp/Mokuji.htm


ネットランナー 2003年2月号から引用
http://www.itmedia.co.jp/internet/runner/0302/sp2/part3a.html

War FTP Daemon 1.82.0.10

FTPサーバを立てよう

 FTPやOpenNapなど、ファイル共有を目的にしたサーバだって自宅に設置できてしまう。知り合いにサーバを公開してファイルを共有すれば、みんなの持っているお宝ファイルを手に入れられる。ファイルの共有を通じてユーザー同士が親しくなるなど、コミュニケーションを楽しむことも可能だ。

 特にFTPサーバはオススメだ。すべてのユーザーの共有ファイルがサーバに集まるので、管理人はサーバを公開しているだけでいい。放っておけば、ほかのユーザーが自分のパソコンにお宝ファイルをどんどんアップロードしてくれるのだ。

 FTPサーバは仲間内でのファイル共有だけでなく、外部から自分のパソコンを参照するのにも向いている。外出先から自宅のパソコン内のファイルをダウンロードしたり、家に持って帰りたいファイルを自宅にアップロードできたりと、意外に便利だ。

 ここでは高機能で人気の高いWar FTP Daemon(WarFTPd)をインストールしてみよう。簡単にファイル共有を楽しめるぞ。

WarFTPdをインストールしよう(1)
War FTP Daemon 1.71beta release 2
experimental Win32
作者:jgaa (Jarle Aase) CD-ROM未収録
www.jgaa.com

War FTP Daemon 1.81.02 beta
Win32(update)
作者:jgaa (Jarle Aase) CD-ROM未収録
www.jgaa.com


1.WarFTPdのインストールで注意が必要なのは3つだ。まずウインドウズのサービスとしてインストールするかどうか聞かれる場面では、チェックを外して「Next」をクリックする

2.FTPサーバとして公開するフォルダ(ルートディレクトリ)は、別のフォルダに変更しよう

3.匿名でのアクセスができないよう「Allow anonymous access」のチェックを外す。ほかの2つはチェックを入れておく

4.インストールが終了するとWarDaemonManagerが起動する。インストール途中で設定した管理者パスワードを入力してログインする

5.画面左上の赤い停止ボタンをクリックしていったんサーバを停止し、ウインドウを閉じよう

6.アップデートパッチを解凍したファイルを、WarFTPdのインストールフォルダ(初期設定ではC:\Program Files\War-ftpd)に上書きコピーする。終わったらwar-ftpd・exeをダブルクリック

外部からFTPサーバにアクセスしよう

 WarFTPdは初期状態だと、インストール時に設定した管理者アカウントでしかログインできない。ファイル共有サーバとして運用するには、設定ツール「Server Console」で管理者としてログインし、ユーザーのアカウントを作成する必要がある。最初は、自分が日常的にサーバを使うためのアカウントを作ろう。

 作成するユーザーは、Admin、User、Anonymousという3つのユーザーグループのいずれかに所属させる必要がある。後でグループごとにサーバの使用権限を設定するためだが、取りあえずここではグループ「User」に登録しておこう。

 なおWarFTPdは初期設定のままだと、ファイルをアップロード可能なフォルダ「upload」内のファイル一覧を参照したり、ダウンロードしたりすることができない。FTPクライアント上ではそのフォルダは空っぽのように表示されてしまう。クライアントからダウンロードすることができないため、非常に不便だ。サーバの設定を変更して「upload」内のファイルを外部から利用できるようにしよう。

ユーザーアカウントを作成し、外部からアクセスする(1)

1.スタートメニューから「Server Console」を起動。管理者パスワードを入力してログインする

2.ツールバーのボタンをクリック。警告が表示されたら「OK」をクリックし、ユーザーマネージャを起動する

3.ウインドウ左欄のツリーで「User」フォルダを選択し、右欄で「FTP login access」をダブルクリック。「Allow」に「yes」と表示され、このユーザーグループが使用可能になる

4.左のツリーの「User」フォルダを右クリックし「Add User」を選ぶ

5.ユーザー名を入力して「OK」をクリック。パスワード入力画面になるので、同じパスワードを2回入力して「OK」をクリック

6.左のツリーを展開して、作成したユーザーが追加されていることを確認しよう

7.ウインドウ左欄で「System」をクリックして選び、右下のツリーを展開して「Security」→「File access」を選ぶ

8.サーバ内のアクセス権限を変更する。ここでは「upload」フォルダ内のファイル一覧を表示可能にしダウンロードできるようにする。上段の「Mount point」で「/upload」を選択。「List(DIR)」と「Read」にチェックを入れて「Close」をクリックする

9.作成したユーザーアカウントを使ってFTPクライアントでサーバに接続できるようになった。外部から接続するときはサーバのアドレスにDDNS名を入力しよう

TIPS IPアドレスでアクセスを制限しよう
 作成した自分専用のユーザーアカウントは、本人でなくともユーザー名とパスワードさえ正しければ利用できてしまう。アカウント作成時は他人に分かりにくいユーザー名やパスワードを指定するのが鉄則だが、念のために指定したIPアドレス以外からはこのアカウントを使用できないようにしておこう。だれかにユーザーアカウントを知られても、IPアドレスが一致しなければログインできないようになる。サーバに不正侵入される可能性をかなり減らせるぞ。

 なお、ログインできるIPアドレスは、自分の使用ISPや学校、会社などを指定するといい。自分だけはどこからでもサーバを利用できる。

1.ユーザーマネージャでユーザーを選び、画面右下で「Security」→「IP access lists」を選択

2.「Disable」を「Use all levels」に変更。「Domains to reject」で「Add」をクリックして「*」を追加する。「Domains to allow」には「localhost」のほか、会社など外部から接続するときのIPアドレスを入力

アクセスできるファイルやフォルダを増やす

 WarFTPdではインストール時にサーバとして公開するフォルダ(ルートディレクトリ)を設定する。インストールが完了するとルートディレクトリ内にpub、uploadなど4つのサブフォルダが作られる。それぞれ一般公開、アップロードなど用途に応じた設定がされており、そのまま利用できる。

 しかし、共有したいファイルが保存されているフォルダを、そのままサーバの一部として公開することもできる。動画ファイルやMP3ファイルを既に置いてあるフォルダに外部からアクセスできるよう設定するのだ。

 公開するフォルダはサーバ上に仮想フォルダとして登録され、ルートディレクトリとは全く別の場所にあっても同じサーバ内にあるかのように見せかけることができる。仮想フォルダの追加はユーザーアカウントの作成と同じく、ユーザーマネージャで行う。

 また、サーバにフォルダを追加したら、そのフォルダにパーミッション(アクセス権限)の設定をする必要がある。アップロードやダウンロード、ファイルの削除など、ユーザーがそのフォルダ内でできる作業を指定しよう。

1.スタートメニューからServer Consoleを起動。管理者アカウントでログインしてツールバーのユーザーマネージャボタンをクリックする


2.画面左のツリーで「System」をクリックする。右下のツリーを展開して「Security」→「File access」を選ぼう

3.ウインドウ左上の欄内で右クリックして「New」を選択する

4.「Path」に公開するフォルダを入力し「Freeze the mount point」にチェック。「Mount point」にフォルダのサーバ上での名前を入力

5.作成したフォルダを選択し、下のチェックボックスパーミッション設定を行う

6.仮想フォルダのMount P ointは、パソコンのフォルダ構成と関係なく設定できる。別のドライブにあるフォルダを、サーバ上で1カ所にまとめることも可能だ

7.パーミッションを手動で設定するのが面倒なときは、フォルダを右クリックして「Attributes」を選択し、用意されたパーミッション設定を使うことも可能。ダウンロード専用フォルダなら「Normal」を選ぶ