http://www.aurora.dti.ne.jp/~k-manabe/seikatosyo.htmから引用
成果図書見本集

土地の境界確定測量を行った場合の土地家屋調査士が作製した図面や書類はどんなものなのか?
なぜ必要なのかを見本と解説と付けてご案内いたします。
(成果図書については各事務所の考え方や業務内容、その地方ルールによって異なります。)

絵をクリックすると拡大版が表示されます。

筆界確認書 土地の筆界(境界)が確定したことを証するため、作成します。立会して確認した相手と交換します。図面と割印して、印鑑証明書(法人の場合は資格証明書も)添付します。とても重要な書類です。
境界確定図 筆界確認書添付図面でもあります。後日境界標識が工事等により亡失した場合も、この図面が有れば測量技術者なら誰でも復元できるように、当事務所では作製しています。
地積測量図 分筆登記や地積更正登記を申請するときに登記所に提出します。登記が完了した後は、登記所に備え付けられますので、その土地の地積や形状、隣接関係を公示することになります。地積更正登記の場合は、境界が確定した土地であると公示したことにもなります。
登記済証 登記が完了した証として、登記所から交付されます。表示に関する登記では、不動産の合併(合筆、合体も)の登記済証は、いわゆる権利証となります。この見本は土地合筆登記の登記済証で、権利証です。原本はもちろん「登記済」印は朱肉によるものです。
境界標写真綴 当事務所では業務完了時に埋設した土地境界標について、その位置や状況を写真にて依頼者の方にお渡ししています。近年ではデジタル写真で作製したものをフロッピーディスクなどでデータとしてお渡しすることもあります。
丈量図 上記境界確定図には「現況」(建物、道路肩石などの構造物)の表示が有りますが、これを抜いて土地の形状と境界点、面積だけを表示したものです。建築設計時の建物プランなどでも使われます。
遺産分割協議書 相続が発生した場合、相続財産を誰が相続するのかを協議して決めた結果を記載し、相続人全員が記名押印(実印、印鑑証明書添付)します。相続による所有権移転登記を行うときや、未登記建物をある相続人名義登記する場合などにはこれを登記所に提出します。これには相続人であることを証明する書面(戸籍謄本等)を添付します。
現況平面図 最初に現地測量したときに作成します。既設境界標の有無や測量基準点の位置、現地状況がわかるようになります。場合によってはレベル(相対的な高低差)の表示もします。建築設計時に役立つ場合があります。