プリンタのインク残量のリセットについて

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激裏です。
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Epsonのインクカートリッジに記憶されたインクレベルをリセット

最近のエプソンのインクジェットプリンタのインクカートリッジにはIC
チップがついていて、インク残量を記憶しています。
その為、単純にカートリッジにインクを補充しただけでは、印刷できま
せん。

以下のサイトにあるソフトウェアを使うとリセットできます。
http://www.ssclg.com/epsone.shtml

ロシア産のソフトウェアなので英語とロシア語のページがあります。
海外と日本ではモデル名が異なりますので、気をつけてください。


参考:日本語の関連ページ
http://refill.ods.org/sscserv.html
SSC Service Utility
露西亜からインクレベルをリセットするフリーソフトが登場しています。
↑をaltavistaでロシア語→英語に翻訳

SSC SERV 用情報交換板 (Kodama.com)



昨年(2002年)の大晦日にVer. 1.1 beta がリリースされてから、
デイリーアップデートのようなテンポでバージョンが上がっています。
Ver 2.10 からWindowsXPのUSB接続に対応しましたので、
PM-3500Cで動作確認いたしました。
最初に Stylus Photo 1280 あるいは 1290 のプリンタドライバをインストールします。
PX-V700ならばC82で試すことになりますね。
インクエンドではプリンタと通信できませんので、印刷できている状態で実行します。
その後HELPを見ていたら、空のカートリッジでも試すことは出来て、ほとんどの場合プリンタ内部のインクカウンターをリセットできるようです。出来ない時は、共通のエラーメッセージ Communication error になるようで、これは保証外の動作とのこと。
PM-3500Cでは100%エラーでした。
新型のプリンターでリセットできなかった場合、空でないカートリッジを買うか借りるかして、"hot swap" でインクレベルを回復する方法を試して見てください。


Steel CoreさんがPM-3500cで3.7Kのドライバ使う手順をアップされてますが、その付録で、ヘッドクリーニングのコマンドに関して言及されてます。このリセットソフトは、Eddieさんのページでもふれられていますが、プリンタのファームウェアに本来用意されている、メンテナンス用のコマンドを利用しているようですね。


New in 2.90:
- support for Photo 2100/1160/860/PM-950C
- nozzle check pattern printing
- hot swap support improved
- test report improved
- other fixes and improvements

PM-950Cという日本のモデルがサポートされました。
日本のユーザーからもテストリポートが送られているのだと思います。
ノズルチェックパターン印刷が用意されました。
ほっとスワップが強化されました。

Stylus Photo 2100 と 2200 の違いは、2200 が北米向けモデル、2100 がその他の地域向けと考えていいのかな?
国内モデルはPM-4000PXです。
最新機種ではありませんが、C82と同じく、おそらくホットスワップでインクレベルを
リセットするものと思いますが、どうでしょう。
ただし、2100もPM-950Cも、7色モデルですが、インクレベルリセットには6色までしか用意されていませんでした。
Ver.2.90 の操作方法は変わっていません。
以下、PM-3500Cで最新バージョン(Ver 2.90)の使用方法です。



1) Printer Model から PM-3500C の海外モデル名 Stylus Photo 1290 を選択
それまでグレーだったファンクションが有効になります
2) 画面一番左下の Reset internal counters を押す
i) Reset したいカートリッジを選ぶ

で、それだけ (^_^;)

プリンタになんらかの操作をした後に、インクレベルがリセットされていることが
確認できます。作者は電源を切ることを薦めています。
エステー産業の初期型リプログラマでリセットを繰り返して使用していた、
カートリッジ情報が不明のチップでも、インクレベルのリセットができました。

一応それぞれの機能を説明しておきます。

Print Model
対応しているプリンタを選びます。PM-3500Cは海外モデルである Stylus Photo 1290
を選びます。
Ver. 2.50 から Stylus Photo 950 がサポートされましたが、DYの無い6色モデルです。
外見が同じ PM-950C での動作はどうでしょう?

Clean Head
Black head cleaning 6色機では全色のクリーニングです
Color head cleaning 6色機では全色のクリーニングです
Nomal cleaning 通常のクリーニング
Powerful cleaning 時々元気にクリーニングする、あれ、です
Initial cleaning 新規導入時のインク充填動作(1/3消費)
Print nozzle check pattern ノズルチェックパターン印刷

Hot Swap Functions
Ver.2.70から新設されたファンクションですね。カートリッジの交換を
プリンタに教えないでこっそりやっちゃおうという試みですね。
新型プリンタ用の機能と思われます。
Move to excahnge position ヘッドをカートリッジ交換位置に移動します
Move back ヘッドを戻します
Safe move back ヘッドを手動で戻しちゃった時はこちら
PM-3500Cでは、赤ランプが点灯して、機能しませんでした。
もっとも、PM-3500Cには必要ない機能ですが、沢山の種類のプリンタに
対して、色々な方法を試みているようです。

Internal Ink counter
Store 現在のインクレベルをinkcount.datに書き出します
Restore Back inkcount.datの情報をICチップに書き込みます
Reset internal counter 現在のインクレベルをリセットします
囮作戦が有効なプリンタ(旧型)では、この時点で
ICチップにも書き込まれます。

CSIC (なんの略かわかりませんがプロテクトチップのことですね)
Disable CSIC
Reset black CSIC ink counter
Reset color CSIC ink counter
CSICに関してはPM-3500Cではいずれも機能いたしませんでした
これは、作者のページの説明にもありますが、
SSC Service Utility allow to work directly with CSIC in all new
Epson Stylus printers cartridges.
ということで、旧型のPM-3500CはCSICはサポート外ということのようです。
work directly with CSIC in all new とありますので、是非使用
レポートを頂きたいところですが・・・・(^_^;)
Ver.2.50 で追加された Reset Internal counter ファンクションは、
レポートした内容に
Thanks, on this weekend I will try to implement this approach
right in the program.
No need to edit inklevel.dat enymore!
と返事を頂いて、すぐに反映してくださったものです m(_O_)m

HELPには、
You must turn off the printer BY UNPLUGGING ITS POWER CORD
(not by ordinary off button).
On some new models this functions (and according buttons)
can be disabled, this is normal.
と、あります。電源OFFはコードを抜けと。
最新機種では機能しないのが普通だそうです。
いつごろのモデルが最新機種に該当するのかは、わかりません (^_^;)

Protection Counter 廃インクの蓄積情報)
Get current value
Reset protection counter
プリンタ本体のみでノズルチェックパターンを印刷すると、この数値が16進数で
印刷されてきます。
数値のクリアは、プリンタのマスターリセットでできますが、こちらがはるかに
簡単です。

Help
ロシア語(でしょう)と英語で用意されています

Test report
コマンド操作の後に押すと、その時の情報が書き込まれたtestrep.txtを書き出します。
メールしましたら、すぐに返信が届きました。自動返信かと思ったら、オリジナルの
メッセージでしたので、感激しましたです。
PM-3500Cの修理は、このソフトを動作させてからと思っていましたので、動作確認も
できて、とてもよかったです :-)
USBで機能するものとしては初めてのソフトでしょう。

なお、USBはタイミングが難しいらしいのですが、そのせいか、通信エラーになることも
ありましたが、プリンタの電源を入れなおすことで問題なく動作いたしました。
Ver. 2.50 では通信エラーは発生しておりません。

対応していないプリンタも、この Test Report で書き出された testrep.txt をメール
したら対応してくれるかも?


動作確認は取れていませんが、囮作戦の有効なプリンタでは問題なく動作すると思います。


以下にHELPより Version History を転記しておきます。
ロシア語じゃわからないし、英語に翻訳してもプリンタのモデル名のところで化けちゃうんですよね。


New in 2.90:
- support for Photo 2100/1160/860/PM-950C
- nozzle check pattern printing
- hot swap support improved
- test report improved
- other fixes and improvements

New in 2.80:

  • support for C82
  • fixed support for C680
  • improved test report
  • other small fixes

New in 2.70:

  • support for C62/Photo 825/Photo 895
  • improved support for C680/C70
  • better support for empry cartridges: more friendly reset procedure, support for hot swap.
  • much better test report
  • protection counter reset fix
  • many other changes and fixes

New in 2.50:
- added support for C61/Photo 810/Photo 950
- added internal ink counters reset
- now it is possible to reset any CSIC counters independently
- added ink freezer support for many printers
- improved support for C70/C80 (but some problems may persist)
- some fixups

New in 2.10:
- improved support for C80

- added support for Photo 830
- ink freezer fixups

New in 2.00:
- Major program rewrite
- LPT fixups
- XP support
- support for C20/40 (protection counter)
- SPECIAL test report for unsupported printers
- complete help

New in 1.31:
- C42 ink freezer
- no more attempts to support CSIC reset on C42 ;-)
- some bugfixes

New in 1.27:
- another attempt to fight C42
- support for Stylus Photo 820
- some errors fixes

- compatibily issues again

New in 1.20:
- fixed C42 support
- support for Stylus Photo 1290
- protection counter reset
- test report form generation
- compatibily issues fixed

New in 1.10:
- reset verification stage!
- CSIC disable is not dangerous on some printers anymore