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●更新日 09/21●


警察では教えちゃくれないシリーズ 〜印影転写〜




ストーカー犯罪、架空請求オレオレ詐欺・・・。
日本は平和といわれて久しくなるが、裏では今日もまた知らず知らずのうちにどこかで被害に遭っている人がいる。
セキュリティ意識を持っていても知識がなければ、素人同然にカモられてしまう。
あなたは、本当に大丈夫だろうか?

ということで、不定期でお送りするこのシリーズ。


※決して犯罪目的に利用させるものではありません!
あくまでセキュリティ対策として、防犯に役立てていただければ幸いです。


第1回の今回は「印影転写」です。
分かりやすく言えば、人の印影を盗むということです。
あらゆる契約書、証明書にはサインの後に印鑑を押印するものです。
その印影を盗まれるということは、本人の証明が勝手に使われるということです。

<用意するもの>
・セロテープ
・ろうそく

<方法>
1、セロテープの接着面(ベタベタしている方)にロウソクをまんべんなくこすり付けます。



2、対象の印影に自分の呼気をあて湿らします。
3、ロウを塗ったセロテープを印影の上に乗せ、ボールペンの裏や鉄筆等でなぞるようにこすりまくります。



4、ゆっくりとテープを剥がすと、ロウに印影が転写されます。



5、その印影を、自分が押印したい所に合わせ、3と同様にこすりまくります。
6、ゆっくりとテープを剥がすと、見事印影が転写されています。



7、ただし、少し薄く写っているので何回もこの行程を繰り返せば、本物と同様になります。
8、もし、押印した周りにロウがくっついていたら、消しゴムで削り落とせばきれいに取れます。

印影転写といえば油紙(謄写版鉄筆原紙)での方法が有名ですが(実際きれいに写せる)、謄写版を使う機会が減ってきていることもあり、手に入れることが難しくなっています。

どこにでもある身近なものでこんなに簡単に人の印影を盗むことができます。
少し知識があるだけで、どのようにでも使えてしまう。